パソコンの基礎知識(スペックの見方、値段の違い等)
パソコンは色々なスペックがあり、聞きなれない言葉も多くてよく分からないという方も多いかと思います。
今回はパソコンのスペックの見方や値段がなぜ違うのか等について書きたいと思います。
目次
同じようなスペックのPCで値段が違うのはなぜ?
PCは性能が良いほど値段が高いのはあたりまえですが、それ以外にも値段が変わる要素があります。
それは、ノートPCかデスクトップPCかによって値段が違います。
例えば、ノートPCに使用されている部品はデスクトップパソコンに比べて小型の部品を使用しているため、基本的に値段が高いです。
このため同じ性能の場合、デスクトップPCよりノートPCの方が基本的に価格が高いです。逆に言うとデスクトップPCの方が安価で高性能なPCを手に入れることができるということです。
また、一部ノートパソコンやタブレット、一体型PC等でカーボン、アルミ等、高級な素材を使用したものも値段が高いですが、その分軽いというメリットがあります。
カーボンを使用したVAIO Z
MacBook Airはボディに100%リサイクルのアルミニウムを使用している
PCのスペックの見方
PCのスペックは何を見たらよいのか、色々な単語があって分かりにくいですが、以下に説明したいと思います。
OS:
パソコンを動かしている基本となるソフトウェア
代表的なものはマイクロソフト社のWindowsやアップル社のPCはmac OSと呼ばれるものが入っている。
操作画面がWindowsとMacで全く異なるので 、慣れている方を選びます。学校や職場等ではWindowsを使用している割合の方が多いと思います。
CPU:
パソコンを制御している演算装置。人間でいうと頭脳に当たる部分。
代表的なものはIntel社のCeleron、Core i 5、Core i7、Corei9等。Celeronは安いモデルに入っているが、性能は良くない。Core i 5、Core i7、Corei9は番号が大きくなるほど性能が良い。ゲームや、画像、動画編集等を行うならCore i7、Corei9くらいは必要な印象。
ストレージ:
情報を記録する装置でHDD又はSSD等がある。人間でいうと記憶に当たる部分。
これが多いほどたくさんのデータ(画像、音楽等)が保存できる。SSDの方が読み込み速度が速いので、起動なども速いが、その分値段も高い。
容量が足りなくなれば、外付けのHDD、SSDを購入するという選択肢もある。
参考にDVDは容量約5GBなので、500GBはDVD 100枚分、ブルーレイは容量約25GBなので、ブルーレイ20枚分相当のデータが入るということ(OS等のインストール分があるので、実際に保存できる容量はこれより少ない。)
ゲームや、画像、動画等を扱わなければ250GB程度でも十分、ゲームや、画像、動画等を扱う場合は500GB~数TBの必要に応じた容量にしたほうが良い。
メモリ:
HDD又はSSDに保存したデータを呼び出し、作業する場所。人間でいうと手に当たる部分。これが多いほど、色々なアプリを起動していてもパソコンがサクサク動く
Windows10では最低2GBが要求されているが、これは最低限のメモリなので注意が必要だ。4GBでもWordやExcel等を使っていてメモリ不足になったこともあるので、個人的には8GB以上は必要だと思う。
GPU:
ゲームの3D画面の表示や動画編集等の時に使用する画像処理機能。通常はCPUに内臓されている機能だが、ゲームや動画編集等を行う場合にはこれだけでは性能が不足する場合がある。
CPU内蔵型ではなく、別にグラフィックボードが内臓されているものを推奨する。
代表的なものでNVIDIA社のGforceシリーズ等が入っているかどうかで確認できる。
ゲームや画像、動画編集等を行わなければ特に気にしなくて良い。
光学ドライブ:
DVDやブルーレイ等がある。
モデルによっては再生のみ可能で、書き込み機能はないものもあるので、自分の必要な機能が入っているか確認が必要。
USB:
USBはUSB3.0、3.1に対応していたほうが良い。
USB2.0だとスマホから画像データをPCに取り込んだり、外付けHDD、USBメモリ等に情報を転送する際に非常に時間がかかってしまう。参考に転送速度を示す。
USB2.0・・・約5Mbps(1秒当たり5メガの情報を転送できる)
USB3.0・・・約5Gbps(1秒当たり5ギガの情報を転送できる)
USB3.1・・・約10Gbps(1秒当たり10ギガの情報を転送できる)
ちょっと分かりにくいと思うが、3.0は2.0と比べて10倍、3.1は3.0と比べて2倍速いということです。
もちろんPC側だけでなく、接続する機器も同じ規格に対応していなければ速度は出ません。
その他:
出力ポートにHDMI端子が付いている場合、HDMIポートが付いているTVに画面や音声を出力できるので、デスクトップPCの場合はディスプレイを買わなくて良い場合もある。
まとめ
今回PCを選ぶ上で、スペックの見方について解説しました。また、ノートPCの方がデスクトップPCに比べて高価な傾向にあります。
特にCPU、ストレージ、メモリ、GPUはPCの作動に影響を与える重要な部分です。
また、使用したいソフトウェアが事前に分かっている場合は、動作環境としてPCに必要なスペック要求が記載されているので、これらを満たすスペックのPCを購入する必要があるので注意が必要です。
これらの知識を踏まえてPC選びをすることである程度迷わずに購入できるのではないでしょうか。