YOASOBIの「夜に駆ける」PVの考察、感想
昨年の紅白でYOASOBIというユニットが歌った「夜に駆ける」という曲、良い曲ですよね。最初youtubeで聴いた時にとてもいい曲だと感じました。
それと同時に曲の雰囲気とは異なるプロモーションビデオ(PV)から感じる狂気、謎、違和感を感じましたので、このPVについてネット情報等を見ない状態での自分の考察、感想について書きたいと思います。
また、YOASOBIは「小説を音楽にするユニット」と公式で言っており、この夜に駆けるの原作となる小説があるようなので、気になる方はチェックして欲しい。
目次
全体の世界観
PVに出てくる男と女。自殺しようとする女を助ける男。苦悩する男と変化する心境。そして最後に二人で飛び降りる。という内容だ。
女の目にかかるモヤ
これは男からみた視線で女の目にモヤがかかっていることや、「君にしか見えない、何かを見つめる君が嫌いだ」という歌詞にあるように、相手が何を考えているか分からない心理を現していると思われます。
蝶を刺す男
「もう嫌だって疲れたよなんて本当は僕も言いたいんだ」という歌詞から、男は疲れ果てて、正気を失ってきており、蝶を刺すことで壊れた心理状態を表していると思われます。
男の目にかかるモヤ
「終わりにしたいだなんてさ釣られて言葉にした時君は初めて笑った」という歌詞で中盤、女の目にかかるモヤが消え、同時に男の目にモヤがかかります。
まず、女の目にかかるモヤが消えたのは、男は女と同じ死にたい気持ちになり、女の気持ちが理解できた状態になったことを表していると思われます。
男の目にモヤがかかったのは、女と同じ死にたい心理状態になったことを表していると思われます。
ラスト
「繋いだ手を離さないでよ、二人今、夜に駆け出していく」
2人とも晴れた顔で屋上らしき場所から、飛び降りていく。
その後、女のみ起き上がり、男にキスをして終わる。
これは何とでも解釈できると思いますが、自分は以下2つを考えました。
- 落ちたのはフェンスの手前側で、自殺を思いとどまった。男は気絶しているだけだった。
- ビルから落ちて二人とも死んだ。女が起き上がったのは、向こうの世界の話で、思い通りになったという事を表している。
他にも最初から男の方がおかしく、女の方がそれに悩んでいるというホラーな内容も作れそうですので、こういったものは見る人によって様々かもしれませんね。
どうでしょう?皆さんはPVを見て何か感じましたか?自分も原作の小説は見ていませんが、この小説に答えはあるのかもしれませんね。